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表彰 梶木賞

第13回梶木賞受賞論文決まる!

 全国農村振興技術連盟では、1月19日(水)、(一社)地域環境資源センター田中忠次理事長を委員長とする梶木賞審査委員会を開催し、第13回梶木賞の受賞論文が決定しました。

 梶木賞は、梶木家から頂いた資金を活用し、若手技術者の資質向上を目的に、将来の農業農村整備を担う若手技術者から農村振興に関する論文を募集し、優れた論文について表彰するもので、今年度は第13回目になります。論文の募集テーマは『農村の直面している課題とその対応策』とし、論文内容を示す副題をつけていただいています。

 論文は、全国から32編の応募がありました。応募された論文については、1月上旬までに審査委員の一次審査により5編に絞り込み、1月19日の審査委員会において、絞り込んだ対象作品から最優秀賞1編、優秀賞2編を決定しました。

 また、受賞作品は順次会誌「農村振興」に掲載する予定です。

受賞論文 講評概要

受賞論文

梶木賞の審査については、若手技術者の資質の向上を図るという梶木賞の趣旨に沿い、次の6項目の基準により審査されました。

審査基準

(1) これからの農業農村整備を担う若手技術者の、農村振興の将来に対する抱負・提言であるかどうか。
(2) 経験よりも独創性を重視。
(3) 表現が容易(わかり易く)で、説得力があるかどうか。
(4) 現地(現場)への適応性が高く、会員に周知したい内容かどうか。
(5) 農業農村整備にふさわしい内容の提言・抱負が含まれているかどうか。
(6) 普遍的なものだけではなく、ローカル的なもの、スケールの小さいものも取り上げる。

梶木賞受賞者  

区分 受賞者 所属連盟 評価概要
最優秀賞 藤井 雄太 秋田県農村振興技術連盟 「農村の直面している課題とその対応策」
  ~課題解決の先進県を目指して~


  少子高齢化・人口減少による地域コミュニティ衰退を農村の最大の課題と考え、その解決策を、収益向上・雇用創出につながる「農業生産基盤整備」、関係人口創出による農村振興、地域住民の意識改革の3つの視点で捉え、秋田県での取り組みを取り上げつつ、自身の考えを述べており、「誇りの空洞化」といった文章表現力や文章構成力が高く評価されました。
優 秀 賞 髙井澤 悠 岩手県農村振興技術連盟 「農村の直面している課題とその対応策」
  ~期待される農村になるために~


 経験の蓄積により、課題や解決策の捉え方が変化し、現在、その「要」と考えている事業実施のための合意形成の中で、地域住民全体での合意形成、農村に期待される役割と住民意識の乖離の解消という課題に対し、対応策として可視化情報を活用して「何度も話合う」ことの重要性を説き、訪問客と住民双方のための「ゾーニング」を提唱するといった具体的な方法が示されている点が高く評価されました。
鈴木 一兄 愛知県農村振興技術連盟 「農村の直面している課題とその対応策」
  ~関係人口に着目した農村振興~


 関係人口に着目して、いかに農村振興を進めていくかについて論旨を展開しており、関係人口を増加させた地元の取り組みについて分析し、地域内外の人がメリットが感じられる「有機栽培専用区画の設定」、「飲食店等への専用販売」、「食育の場としての活用」という分析した地元以外でも適用できる普遍性のある解決策が提示されている点が高く評価されました。